マークシートを読み取るOMRとは
みなさんも今までに一度はマークシート式の試験や調査に参加したことがあるのではないでしょうか。
マークシート方式は主に大規模であったり、ミスが許されないような大切な試験であったり厳密な場所で使用されることが多いです。
マークシートはOMRという読み取り装置を使って読み取ります。短時間でたくさんの用紙の採点や集計を行えるOMRは大変便利なものですが、使用にはいくつか注意点があります。
とくに大学入試といった大切な場でも使われますので、運用側も受験者に対して注意点を伝えておくことが必要です。マークシート試験のときの注意点は、用紙をきちんと塗りつぶすことです。
試験を行う際の注意喚起として、マークシートの内側はしっかりと塗りつぶすことと、訂正するときはきれいに消すことです。しかし実際現場で採用されているOMRは高精度のため、塗りつぶすマスだけではなく線や点、消しゴムのカスにも反応することを理解しておきましょう。
塗りつぶすマスに塗り残しが多い場合は読み取りエラーが起きると注意されますが、実際は読み取ってしまうこともあります。
少ししかついていないから大丈夫などとは思わず、塗るべきところはしっかり塗り、消すときは丁寧に消すことが大切です。OMRは塗られた部分の色の濃さに反応します。間違って読み取られてしまわないよう注意が必要です。
OMRは精度が高く、採点や集計を短時間で終わらせてくれます。業務効率化のサポートをしてくれますが、その分エラーの可能性もあることを理解しましょう。
マークシート式の試験やアンケートを行う際はエラーをできるだけなくすためにマークシートの線や点の位置、間違えて塗っていないかなどの周知徹底を行いましょう。
ミスが許されないような試験で使われるOMRで、エラーを絶対に避けるためには、マークシートの塗り方などの基本的なことをきちんとすることを心がけましょう。
OMRの精度は高いです。誤読率も0.01%以下とすばらしいものですが、運用側の負担をさらに減らすためには、より丁寧な対応が求められます。