保育園が果たすべき役割
早くからのほうが覚えやすいということで今は小学校から英語教育が採択されるようになり、教育に関して親も現場もとても真摯な時代です。
教育といっても結構あり、しつけや、団体生活のルール等を教える教育もあれば、数多くの専門的分野や学業を教えるような教育もあります。
最近の授業で幼少期からの教育がその人の性格や人格、それから学業成績に関与するというデータもあります。それでは幼少期という点においで、保育園での教育に関して見てみます。保育園は本来であれば教育をする場所ではなく、保育する場所として考える必要があります。
幼稚園と保育園を同じように考えている人もいますが、実際は政府の管轄省も異なり、目的も明確に異なります。
保育園の意図するところはあくまでも、親が仕事などで面倒見ることが不可能な時間、子供を預かることです。そのため、お遊戯をしたり、食事を食べさせてあげたりと言ったことをします。
他方幼稚園ではどうかと言うと、保育園と違い保育が目的ではなく幼児教育が主です。そのため、簡単な学業を行っている幼稚園もあり、小学校に上がるまでに徐々に勉強に対しても仕度する場でもあります。
だけど、保育園と幼稚園と共通して言えることは、どちらも社会的ならわしを学ぶツールでもあります。集団生活なので、お互いが譲歩し合ったり、妥協したり、助け合ったりと、生きていく上で必要なルールを自然に学ぶことが出来ます。
しつけは根本的に家庭で行うものですが、集団生活でしか学ぶことが出来ないものも色々あります。そう言った点において、子供たちにとっては保育園でも幼稚園であろうとも学びの場になります。
時には保護者の中に、保育園での教育を希望してくる人もいます。しかし、それは根本的な間違いであって、あくまでも保育園は保護者の代行で保護、保育するところであると言う認識が必要です。
幼稚園で子供のしつけをして欲しいという保護者もいますが、基本的にしつけは親に責任があるものです。この内容を保護者もよく理解しておけば、現場のトラブルも少なくなり解決が可能です。